十年で積み上げて比べる
購入価格の差は目に見えます。保守費の差は毎年少しずつ現れ、気づいたときには初期の差額を超えています。交換に三十分よけいにかかる構造、四年で入手困難になる部品、前面から開かない設計。どれも見積書には現れません。十年分を一枚の表にすると、判断の材料がようやく揃います。
稼働率は工場で決まる
端末が停止している時間は、一般に考えられているほど技術者の速さには左右されず、機器がどう作られているかに大きく左右されます。拠点の実際の取引量に見合った排出ユニット、保護されたカードリーダー、機器を半分解体せずにモジュールを開閉・交換できる前面構造は、いずれも一回ごとの作業時間を短くします。これらは最初の故障が起きる何年も前、設計段階で決まっています。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「購入価格ではなく十年の総額」です。
更新の判断基準を持っておく
古い機器を使い続けるかどうかは、感覚で決められがちです。基準を一つ決めておくと議論が早くなります。年間の保守費が更新費用の三分の一を超えたら検討する、というような形です。基準があると、担当者が交代しても判断がぶれません。